靴擦れする RED WING 丁寧にリフォーム
ある日、セッターのソール交換のお電話を頂きました。お話を良く聞くと、最近靴擦れで悩んでいるとの事。
犬タグ時代のREDで状態もだいぶ劣化しているようなので、リフォームを同時に行い履ける状態に戻します。
これが、送られてきた、RED WINGです。 なかなか風格がでて存在感があります。でも気になる点も!
1.型崩れ
2.革の劣化と乾燥
3.ウェルト部分の壊れ
革の劣化と乾燥はレザーウォッシュでトリートメントしながら、革本来の潤いを取り戻します。
洗いあがって、しなやかな状態の時に、木型に入れて元の形にリフォームします。
まず。ソールの取付。ミッドソールとウェルト部分も作り直しました。ウェルト部分は前の修理を行ったお店の方が、ダブルステッチにしたようで、(!?)弱っているので使えたものでありません。縫い直して白のステッチがばっちり。
レザーウォッシュで洗ったあと、色の補正をおこないます。右側が染めた後、左側がまだ染めていない状態です。染料の留め剤を塗布します。
次にオイルトリートメント、液体のオイルを滲みこませた後、ミンク系のオイルで仕上げます。
仕上がり状態です。靴擦れは、サイズの合っていない靴を履いた時に起こりやすいです。今回の場合は長い保管の後に形の変形が原因で足に負担がかかり靴擦れが起こったと思われます。
リフォームで解消できるので、皆さんも参考にしてください。
申し訳ありませんが、当店は現在「一見さんお断り」状態です。
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