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2011年5月

2011年5月31日 (火)

WORK OXFORD 8104 往年の名モデル リメイク

いつものお客様持込 ソール交換ですが、今回は持ち込まれた靴がスゴイ!これですけど

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レッドウィングの WORK OXFORD モデルは高さの低い短靴ですが、履きやすそうです。私みたいなトラッド世代はめちゃくちゃ欲しい靴のひとつですね。

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ベロの羽タグと型番8104から80年代のモノとわかります。今は復刻されて8103となっています。風格を感じますね。ジーンズは定番として、派手目なスラックス、短いパンツにも合わせられお洒落のカバー範囲はバツグンな1足と言えるでしょう。これにソールを取り付けます。

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ビブラムを指定するお客様が多いのですが、このお客様のコダワリで国産のクレープを取り付けました。このソールの素晴しい所は厚みがあること。ちょっと高くなって、ロックぽくもあります。いかがでしょう?

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Before After です。このお客様のように、自分が欲しいものをつけてカスタマイズしていくのもレッドウィングの楽しみですね。それだけ長く履けるんです。

2011年5月27日 (金)

WOLVERINE ウルヴァリン ブーツリメイク 職人魂

X-メンじゃなーいウルヴァリンってご存知ですか?125年の歴史をもつアメリカの老舗ブランドです。1000マイルブーツの名前で有名です。工房のモガリンが、飛び切り古いのを探し出してきました。モンゴメリチャッカーのモックトゥタイプ!これを今回はバラバラにしてリメイクします。

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どんどんバラして行きます。

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中はかなりダメージ大です。新しい材料でリメイクです。

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ベースを縫って行きます。

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おお形になってきました。

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タコ糸に松脂塗って、ひざに挟んで、二本の針をとおしていく。うーんカッコいいです。

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今回はビブラムの#2021 コーヒーカラーの厚いほうを取り付け

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完成です。ソールの厚みがあって、なんか存在感がありますね。ヴィンテージブーツも手入れさえすれば、リメイクして履くことが可能なんですね。ワンオフってイイネ!

Danner Light ソール交換 8000円

Danner Light 人気ありますね。ゴアテックスで蒸れないのと、軽いから夏に向かっての最強ブーツといえます。さて今回はダナーのソール交換です。工房のモガリンが写真を撮ってくれたのでUPします。

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ダナーにはビブラムのポピュラーな黒ゴムソール#1136ではなく、平たいタイプ#1220を使用します。それでは早速剥がしにかかります。

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一気にベリベリっと剥がします。こうなっているんですよー。こうなると、後は接着面を綺麗に磨きあげて整えます。そして接着周囲の削りと進めます。

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ソールの方から見たBefore Afterです

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後ろから見たBefore Afterです。

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この角度で見るとなぜ平たいソールを使用するのかが良く分かると思います。

交換料金は8000円です。乗馬用のソールと一緒に仕入れているので安いかも。

2011年5月26日 (木)

高級鞄(カバン)のネジを なくしてしまった

お客様の相談の中で印象に残っていることです。

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良く見るカバンの金具ですが、左の穴にあった金具が無くなってしまいました。何とか同じものを探せないかというご相談でした。いくら業者さんに当たっても同じ金具は見つかりませんでした。輸入カバンなのでネジのピッチが違うのです。ポピュラーなブランドでもないのでメーカーに取り寄せてもらうという手も使えません。

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この小さなネジつきの金具、どうしたかというと、都内にある螺子屋さんで作ってもらいました

真鍮の棒から削りだして作成します。予備事も考えて3個作ってもらって5000円でした。

さすがプロにかかるといとも簡単に解決してしまうんですね。良かったです。

RED WING スーパーソールの交換作業

レッドウィングのソール交換で圧倒的に多いのは、クレープソールです。その他で良く聞かれるのが、スーパーソールは交換できるのか?というご質問。こちらもこれは悩んでしまいます。一体成型された中身はどうなっているのか?交換するといっても同じ変えソールがない。など!

なら分解して見ようという事で、やってみました。

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いきなり選ばれたのが、このプレーンのロガータイプです。アッパー取り付けの縫い目が無いのでのっぺり見えます。

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あー!剥がしちゃいました。縫い目は無いけどコルクはちゃんとあるんだ。想像通りというか

フツーに普通です。さてビブラムの#4014にするか#1136にするか悩みましたが、やっぱレッドにはクレープ!ですよね。

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こうなりました。結論として、削ってビブラムの貼り付けは可能という事。ですが元通りのスーパーソールには戻れない。しかも削るのが大変、あまりやりたくない。でした

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さて今回使用したブーツレッドウィングには違いないのでしょうけど、あまり見ないタイプインナーがついて寒冷地使用かな、クレープソールに交換したのでますます怪しい雰囲気になってしまいました。イタイです。

RED WING オリジナル フォルスタン 制作

ここのところ、あまりにRED WINGのお客様(ソール交換)が多いのでびっくりです。お客様がお友達にいろいろとお話くださるようで、輪が広がっています。お客様通しが、ゆっくりとお話されることも増えてきたので、店舗を少し改造しました。

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少しですが古いレッドウィングを集めてみました。犬タグ・半円犬タグ・犬刻印・エリッククラプトンなどアイリッシュセッターばかり50足くらいそろえました。

さらにお客様が増えたので、お客様に利益還元するために何かノベルティを制作しようといろいろお客様と話して、「オリジナルフォルスタン」を作ることになりました。

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革にレーザーで焼き付けて型取りしました。穴はポンチで空けました。ノベルティなので切るのはお客様の作業となります。早速取り付けてみましょう。

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まず黄色の方はこんなカンジになります。制作したのは黄色100枚赤色100枚の2種類です。

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赤いほうが、半円タグの頃の赤茶に、裏面を使うとバックスキン(ラフアウト)に使用できます。当店をご利用いただいたお客様にプレゼントしています。

2011年5月25日 (水)

中古ブーツは洗いましょう

RED WINGのお話が続きます。今回は中古ショップで購入されたブーツの洗濯の話です。

皆さんは中古ショップや、オークションで落としたブーツそのまま履いています?ショップだと殺菌済みとかクリーニング済みとか書かれています。表面を軽く水拭きしただけ、紫外線(乾燥機の先に紫外線ランプが付いたもの)除菌しただけで本当に安全なのでしょうか?

カビは?中に残った皮脂は?繊維屑の古くなったものは?特に梅雨の時期はさらに条件が悪くなります。水虫のCMが多いのもこの時期ですね。

このことを確認するために、持ち込まれたブーツを洗って見ましょう。

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かなり古いモデルです。ラベルから10年以上たったブーツだとわかります。もちろん殺菌クリーニング済みと書かれていたものです。

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洗濯をする前に当店では、除菌をするための液を作り、漬け込みます。ブーツバスと取引先の社長がネーミングしてくれました。こうすると、右側の写真のような繊維屑がたくさん浮いてきます。その後液がにごってくるのですが、ここではリアルな映像はお見せできません。

やはりなんらかの処理をしてから、お履きになる事をお勧めします。

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あとはいつものように洗濯乾燥をして出来上がりです。ちょっとリアルな話ですいませんでした。

RED WING レッドウィング の洗い方

新高円寺にお店があるのですが、新高円寺はミュージシャンと芸人と古着屋さんで有名です。原宿や下北や、代官山にはかないませんが、リッチではないけど自由人が多くそれなりに文化を持った街といえます。お洒落感度高し!

そんな関係で当店にもワークブーツがよく持ち込まれます。乗馬ブーツのメンテナンスの関係でワークブーツのソール交換が安いからです。レッドウィングのクレープソール取り付け7000円でやっています。(ビブラム#4014)今回はソール取り付け前のブーツ洗いをご紹介

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だいぶ汚れと表面の荒れ、色抜け、型崩れが起こっているようです。バックスキン(えっとレッドウィングはラフアウトと言うんですね。)はやはりしょうがない現象ですね。これはオイルも塗れませんし、ブラッシングしかお手入れできません。でもこの荒々しさが良い味出しているんですが。

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いつものように洗う前にゴムとブラシで汚れ落としと表面のメンテナンスをした後に水洗いです。ここはいつもと同じなので省略させていただきます。

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形を整えて乾燥します。イイカンジにかたちが戻りました。その後テーピングします。

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色の抜けたところは元に戻らないので、革専用染料を噴いて色を整えます。上と下を比べてください。ここまでやると後はソールを張り替えると新品の状態に戻ります。

乗馬ブーツのストレッチ

本当にご無沙汰でした。久々に更新します。といっても、前回の書き込みの後コンシェル浜崎は洗剤の販売とTVショッピングが忙しく週に2回くらいしか出社できません。加えてショップマスターのエイミーはというと、こちらもリサーチ会社の仕事が入って思うように動けません。したがって一番暇な番長がショップとネットも担当ということになりました。

という訳でここ数ヶ月のことを急ぎ足でアップします。

今回は新サービスブーツストレッチのお話です。私どもは東京乗馬倶楽部さん・乗馬クラブクレイングループさんをはじめ全国の乗馬クラブさんから、乗馬ブーツのメンテナンスのお仕事をいただいております。

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ここでよく相談されるのが、「キツイので履いていて足が痛い」ということです。採寸してオーダーで作成しても、しばらくすると徐々に合わなくなってくるのは不思議なことですが、このまま履いていると、ファスナー破損にもつながります。そこでブーツストレッチャーを配備しました。

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この機械にブーツをかぶせて、のばしたい所に機械を合わせてストレッチして行きます。原理は革に熱を加えながら伸ばすという、いたってシンプルなものです。

効果を上げるためストレッチ剤を併用します。私はコロンブスの業務用柔軟材を使っています。カラーのブーツはシミに気をつけないとなりません。幸い乗馬ブーツは圧倒的に黒が多いので楽です。

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ブーツの足先部分のストレッチは、街中の修理ショップにあるのですが、ふくらはぎ部分のストレッチャーを持っているところは少ないと思います。お悩みの方はご連絡ください。

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